こだわりのお茶製法

自然のままに…、
元気な茶樹を育てる。

植物は葉を成長させ太陽の光をいっぱいに浴びることで根を伸ばし、吸収した栄養をその根と葉に蓄えます。当社では、一番茶(新茶)と二番茶を摘んだ後の茶樹にハサミを入れず、秋までそのまま伸ばし放題に成長させます。

たくさんの葉っぱが夏の太陽の光をたっぷりと浴び、光合成をしっかりとすることで茶樹の根と葉に十分な栄養が蓄えられ、翌春にイキイキとした新芽が育つのです。

できるだけ茶樹にストレスを与えず、収穫回数を少なくすることで栄養分が多く含まれた茶葉を収穫できるのです。

土や微生物に優しい、
自家製ぼかし肥料。

元気な茶樹を育てるためには、栄養分が豊富な土壌作りが不可欠です。

当社では、厳選した「米糠」「菜種」「魚」に「天然ミネラル」と「自然酵母」を加えて発酵させ、最後に籾殻薫炭を加えた、自家製 醗酵有機肥料「あい」を使用しています。土や微生物に優しいこの「あい」を施した茶園の土はフカフカで、根も伸びやすく、茶樹が多くの栄養分を吸収できるのです。

お茶はもちろん、野菜、果物、穀物などを栽培しても作物の持っている本来の活力を引き出し、とても健康に育ちます。こうして出来た作物は、私たちに食べる喜びと健康を与えてくれます。

深蒸し・浅蒸し?
短時間「完全深蒸し」。

緑茶は摘んですぐに葉に熱を加えることで酸化酵素を死滅させ、美しい緑色や瑞々しい香味を保つことができます。その熱を加える工程が緑茶では「蒸し」で、お茶の味を大きく左右する、とても重要な工程の一つです。

蒸し時間が長い物を「深蒸し」、短い物を「浅蒸し」と言うなど、各茶産地や品種にあった様々な「蒸し」がありますが、当社の蒸しは、蒸気を多くし、短時間で葉の芯までムラなく蒸す「完全深蒸し」です。

そうすることで、葉の形も崩れにくく、葉の腐敗が抑制され、青臭さや雑味のない味わいになるのです。

茶の芯から火入する、
マイクロドラム。

火入れとは、茶葉を蒸して、乾燥させて出来た「荒茶」を100℃を超える温度で加熱し、茶独特の芳香を発揚させる工程です。

茶の香りを決める大切な工程の一つで、火入れの温度や時間等の微妙な加減が要求される熟練茶師の経験と技がものを言います。

当社ではマイクロ波の原理で茶の芯から火を入れ、乾燥させることができる「マイクロドラム」という装置を使います。しっかりと火が入ることで、お茶を淹れたとき芯まで抽出することができ、一煎・二煎・三煎と煎を重ねても美味しく味わうことができます。

こだわりのお茶を
飲んでみてください。